THKのDX支援

DXが推進されている製造業ですが、特に製造工程では頻度の低いイレギュラーな状況が発生することがあるため、すべてをAIで自動化するのは簡単ではありません。デジタル技術をうまく活用しつつ、人の力も加えながら全体の総合効率を最大化する必要があります。

今回は「ヒトとセツビの総合効率を最大化せよ ~THKのDX支援~」をテーマに、Koto Online編集長の田口紀成氏と、CCTのアドバイザーで合同会社アルファコンパス 代表CEOの福本勲氏の2人が、THK株式会社常務執行役員、またFAソリューション営業本部長及びIOTイノベーション本部長の坂本卓哉氏を招いて、2025年3月18日にウェビナーを開催しました。

今回は、その内容を再構成したダイジェストをお届けします。

田口氏、坂本氏、福本氏
左より福本 勲氏(合同会社アルファコンパス)、坂本 卓哉氏(THK株式会社)、田口 紀成氏(Koto Online編集長)
坂本 卓哉氏
THK株式会社常務執行役員 FAソリューション営業本部長 IOTイノベーション本部長
2015年にTHKへ入社。THK入社以前は、ファクトリーオートメーション(FA)のセンサメーカにて海外の方でキャリアを積んだ。THK入社後は、2020年よりIOTイノベーション本部長、2024年よりFAソリューション営業本部長というように、営業と開発の両面を担当している。
福本 勲氏
合同会社アルファコンパス 代表CEO
1990年3月、早稲田大学大学院修士課程(機械工学)修了。同年に東芝に入社後、製造業向けSCM、ERP、CRMなどのソリューション事業立ち上げに携わり、その後、インダストリアルIoT、デジタル事業の企画・マーケティング・エバンジェリスト活動などを担うとともに、オウンドメディア「DiGiTAL CONVENTiON」を立ち上げ、編集長を務め、2024年に退職。
2020年にアルファコンパスを設立し、2024年に法人化、企業のデジタル化やマーケティング、プロモーション支援などを行っている。また、企業のデジタル化(DX)の支援と推進を行う株式会社コアコンセプト・テクノロジーをはじめ、複数の企業や一般社団法人のアドバイザー、フェローを務めている。 主な著書に「デジタル・プラットフォーム解体新書」(共著:近代科学社)、「デジタルファースト・ソサエティ」(共著:日刊工業新聞社)、「製造業DX - EU/ドイツに学ぶ最新デジタル戦略」(近代科学社Digital)がある。主なWebコラム連載に、ビジネス+IT/SeizoTrendの「第4次産業革命のビジネス実務論」がある。その他Webコラムなどの執筆や講演など多数。2024年6月より現職。
田口 紀成氏
Koto Online編集長
2002年、株式会社インクス入社。3D CAD/CAMシステム、自律型エージェントシステムの開発などに従事。2009年に株式会社コアコンセプト・テクノロジー(CCT)の設立メンバーとして参画後、IoT/AIプラットフォーム「Orizuru」の企画・開発等、DXに関して幅広い開発業務を牽引。2014年より理化学研究所客員研究員に就任、有機ELデバイスの製造システムの開発及び金属加工のIoTについて研究を開始。2015年にCCT取締役CTOに就任。先端システムの企画・開発に従事しつつ、デジタルマーケティング組織の管掌を行う。2023年にKoto Onlineを立ち上げ編集長に就任。現在は製造業界におけるスマートファクトリー化・エネルギー化を支援する一方で、モノづくりDXにおける日本の社会課題に対して情報価値の提供でアプローチすべくエバンジェリスト活動を開始している。
(所属及びプロフィールは2025年3月現在のものです) 

目次

  1. THKとは
  2. THKの成長戦略
  3. OMNIedgeに関する取り組み
  4. OMNIedgeのユースケース/事例
  5. 人のロスを解消する新たなソリューション
  6. 設備・保全・人のデータを一元管理する重要性