複雑な購買過程を分解すると、マーケティングとものづくりの関係が見えてくる
(画像=複雑な購買過程を分解すると、マーケティングとものづくりの関係が見えてくる)

マーケティングの専門家であるオムニコミュニケーションコンサルティングCEOの鈴木睦夫氏は、P&Gやコカ・コーラ、日本郵便などを渡り歩くなかで一貫してマーケティングに携わってきました。鈴木氏は、「ものづくりそのものがマーケティングである」といいます。これは、どのような意味を持っているのでしょうか。コアコンセプト・テクノロジー(CCT)のアドバイザーである東芝のデジタルイノベーションテクノロジーセンター チーフエバンジェリスト福本勲氏が、ものづくりにマーケティングを融合させるヒントを伺いました。

鈴木 睦夫氏(オムニコミュニケーションコンサルティングオフィスCEO)、福本 勲氏(東芝)
左より鈴木 睦夫氏(オムニコミュニケーションコンサルティングオフィスCEO)、福本 勲氏(東芝)
鈴木 睦夫氏
オムニコミュニケーションコンサルティングオフィス CEO
1988年からP&G/NTT/IMJ/コカ・コーラと一貫してマーケティング領域を歩みながら、2015年に日本郵便に転じ、DM市場拡大をミッションにデジタルとアナログの組み合わせ有用性と最適解を3年半にわたり発信。
2018年7月に独立しイーリスコミュニケーションズ株式会社の共同設立に参画する。2020年4月、オムニコミュニケーションコンサルティングオフィスCEOとして活動を開始。2021年10月、並行してALPHABOATにマーケティング担当GMとして参画。
早稲田大学商学学術院マーケティングコミュニケーション研究所 招聘研究員株式会社クレッシェンド・ラボ シニアアドバイザー。
一般社団法人マーケティングギルドコミュニティ代表理事
アポロ株式会社プロデューサー
福本 勲氏
株式会社東芝 デジタルイノベーションテクノロジーセンター チーフエバンジェリスト
アルファコンパス代表

1990年3月、早稲田大学大学院修士課程(機械工学)修了。1990年に東芝に入社後、製造業向けSCM、ERP、CRMなどのソリューション事業立ち上げやマーケティングに携わり、現在はインダストリアルIoT、デジタル事業の企画・マーケティング・エバンジェリスト活動などを担うとともに、オウンドメディア「DiGiTAL CONVENTiON」の編集長を務める。
2020年にアルファコンパスを設立し、企業のデジタル化やマーケティング、プロモーション支援などを行っている。
また、企業のデジタル化(DX)の支援と推進を行う株式会社コアコンセプト・テクノロジーのアドバイザーも務めている。主な著書に「デジタル・プラットフォーム解体新書」「デジタルファースト・ソサエティ」(いずれも共著)がある。主なWebコラム連載に、ビジネス+ITの「第4次産業革命のビジネス実務論」がある。その他Webコラムなどの執筆や講演など多数。
✳︎所属及びプロフィールは2024年4月現在のものです。

目次

  1. なぜ今、「オムニチャネル」なのか
  2. ものづくりそのものがマーケティングである
  3. こちらを振り向いてもらって知ってもらい、興味を持ってもらい、買いたいかどうかを検討してもらう
  4. 皆がマーケターになろう