講演内容
- 我が国の現在地
-日本のDX推進の状況(「IPA DX動向2024」より) - 両利きの経営とイノベーション
-「知の探索」と「知の深化」の在り方、DX推進に必要な資産など - DXを阻む4つの壁
-4つの壁と企業が陥りがちな状況、制度とイノベーションの関係とは - 2020年代になにをすべきか
-時代ごとの残課題と、2020年代にやるべきこと - 次世代リーダーへのメッセージ
動画概要
DXを成功させる組織、そうでない組織は、何か違うのか? DXという言葉がトレンドワードとなってから短からぬ月日が経つなか、できている企業と、そうでない企業の差は確実に広がっていると言えます。
(独)情報処理推進機構(IPA)の「IPA DX動向2024」によると、DXを推進における意識づけや職場環境整備などについて「できている」と回答する企業が徐々に増えてきている一方で、スキルに見合った仕事へのアサインや報酬への反映はまだまだ進んでおらず、また企業文化や風土についても、「十分ではない」という回答が多く、『人材の効果的な活用』や『組織づくり』の点で課題が見られる状況です。
では、どんな組織づくりをするべきか?
1つの解としては、「知の探索」と「知の深化」をバランスよく進める「両利きの経営」が必要であり、この「両利きの経営」と、イノベーションを生み出すプロセスを掛け合わせた、有機的な組織編成が有効であると言われています。
一方で企業が直面する「DXを阻む4つの壁」があり、大企業であるほど組織特性上、DXが進まない構造に陥りがちな落とし穴も存在します。
それらを踏まえた上でイノベーションを生み出すためにどう企業文化、制度をつくっていくべきかについて、これまで日本を代表するグローバル企業で組織作りを経験し、現在はフジテック株式会社で専務執行役員 デジタルイノベーション本部長および、CIO(最高情報責任者)として様々な活動を行う友岡賢二氏をゲストに迎え、DXやイノベーションを生み出す組織づくりの考え方を解説いただきます。