7月ウェビナー

講演内容

  • DXがうまくすすまないのはなぜか
    -人材不足と、システム要件定義の罠
  • DXを進めるために今起きていること
    -ローコード、ノーコードツールの普及
    -欧州の動き- plattform industrie 4.0を踏まえて
    -企業間でエコシステムを構築する意義
  • デジタル人材不足を乗りきる処方箋
    -鍵は人材育成 - リカレントとリスキングの違いとは
    -学ぶだけでは役に立たない ポイントは「報われる」こと
    -産官学によるリスキングとは
  • 次世代リーダーへのメッセージ
    -DXの最前線、IT教育の最前線にいる登壇者3名からの提言

動画概要

「DX」という言葉は、もともとは「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念として、 2004年にスウェーデンのウメオ大学教授、エリック・ストルターマン氏が初めて提唱しました。

日本においては、2018年に経済産業省が「デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するためのガイドライン」を取りまとめたことを契機に、トレンドワードとして広がり始めました。

それからわずか5年ー テクノロジーの変化は急速さを増し、近い過去には難易度の高かった技術的課題も、『ローコード/ノーコード開発』や『ChatGPT』に代表される生成AIなどの技術進歩によって容易に解決可能となっています。このことがデジタル化、広義のDXの取り組みの加速につながっています。DXの民主化が進んでいるともいえるのではないでしょうか。

一方で、とある企業調査によると、60%の企業が、「DXをうまく進められていない」と回答しています。これはデジタル人材の不足がさらに深刻さを増すなか、早すぎるテクノロジーの進化との乖離が起きていることによるといえるのではないでしょうか。

本セミナーでは、株式会社リコーでIoT、クラウドサービス、エッジデバイスなどを幅広く手掛け、また香川大学情報メディアセンター特命教授も担い、DX人材育成にも注力する山田哲氏をゲストに迎え、これからのものづくりにおけるデジタル人材不足への対応について深掘りします。